以前はJPEG形式ファイルのみしか提出できませんでしたが、Adobe Stock(アドビストック)では、「透過PNG」を受け付けています。
そこで、せっかくなので写真の「透過PNG」に挑戦しました。
技術と知識が足りなくて全然審査に通らずかなり苦戦しました。
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●アドビストックが受け付けている「透過PNG」とは
「透過PNG」とは、背景が透明にできる画像形式です。
背景が透明なことにより、画像を重ねて合成できるのでデザインの幅が広がるっということでアドビストックで「透過PNG」のファイルを提出可能になりました。
●アドビストックで初めて「透過PNG」が審査に通った画像
「透過PNG」に挑戦すべく、素人なりに試行錯誤してようやく審査を通過した写真が上記の吹き出しフレームです。
合成画像をなじませてないので違和感がすごいです。
この1点を作るために膨大な時間を費やしてしまいました。
作れども作れども「透過PNG」が販売には至らず。
もう意地になって1点ぐらい通してやる!っと作った画像です。
●「透過PNG」が初めて審査に通るまでの道のり
私もやってみて分かったのですが、「透過PNG」を作るにあたり、自動切り抜きツールを使ったとしても切り抜かれない部分はやはり出てきます。
最後は自分で微調整が必要になり、コントリビューター(クリエイター)としても時間がかかる作業なので敬遠されがちなのが分かりました。
しかもそれが審査に通らなければなおさらですよね。
「透過PNG」は画像を購入するデザイナーにはメリットが大きいですが、コントリビューターは画像の切り抜きなどに時間がかかるので審査に通らなかった時のダメージが大きいです。
さらに、なんでもかんでも「透過PNG」にすりゃー良いわけではなく、ちゃんと合成して成り立つような画像が必要なようです。
●審査落ちその1
木のタグを出してみました。
結果「品質の問題」で審査通過ならず。
これくらいなら簡単だったから良かったけど。
●審査落ちその2
1点ずつだったのがダメだったのかな?っと思い、数を増やして並べて提出。
結果「品質の問題」で審査通過ならず。
そもそもデザインとして使い道がないのかも・・・。
●審査落ちその3
木のタグがだめならウッドキューブはどうだろう?っと思って提出。
結果「品質の問題」で審査通過ならず。
結構自信あったのに。
並べたら模様としていけるかな?っと思ったのですがダメでした。
●審査落ちその4
何がダメなのか分からなかったので、もうやけくそで、全部入れてセットとして出してみました。
ダメもとでウッドキューブの棒も追加。
結果「知的財産権の侵害」っとして審査通過ならず。
初めて具体的なダメ出しがきました。
知的財産権!?
デザインの模倣ってことですかね?
タグに著作権があるとは思えないし、自分で塗装したのですが・・・。
●5度目の正直で審査通過した画像
ウッドキューブを吹き出しの形に並べてみました。
これがまた1個1個、ウッドキューブを切り抜かなければならないのでめんどい。
画像加工に慣れている人ならちょちょいのちょいなのだと思いますが・・・。
これも審査に落ちたらどうしようと思っていましたが無事、販売されています。
後で気づいたのですが、これならウッドキューブを1個を切り取って張り付けて並べた方が早いのかもしれません。
●「透過PNG」は労力が伴い素人が手を出すべきものではないのかも
「透過PNG」は切り抜く技術やエッジの調整など、画像を作るのに時間がかかります。
せっかく時間をかけて作ってもストックフォトの審査に通らない、売れないでは意味がないのでその努力が徒労に終わるって可能性も高いです。
それに私ごときが背景を透明にしなくても、画像を購入する人なら切り抜いて加工する技術はもっていると思われます。
なのでそこまで無理して作る必要はないのかもしれません。
さらにPIXTA(ピクスタ)では販売できないし・・・。
「透過PNG」は画像加工ソフトがあった方が早く精度が高いものがつくれます。
私は画像加工ソフトの王道「Photoshop(フォトショップ)」を使っています。(ソフトだけは一丁前です。)
フリーソフト(GIMP)でもできますが、自動で切り抜きたいものを選択してくれるし、エッジの処理や透過具合など色々融通の利く機能がたくさんあるからです。
背景を透過させる方法はソフトによって違いますが、そこら中に情報が落ちているので、自分の環境に合った画像加工ソフトで作ってみてください。