ストックフォトで写真を販売するにあたって避けて通れないのがタイトルやキーワードを写真に紐づけること。
効果的なキーワードを取り付けるためにはキーワードの選定は欠かせません。
購入者に自分の写真を見つけてもらうためにどのようなキーワードをつければ良いのかAdobe Stock(アドビストック)側も公開しています。
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●アドビストックが公開しているガイドに習ってキーワードを選定
ストックフォトは写真に文字を入れられないので、タイトルとキーワードで検索結果に表示される仕組みになっています。
なのでタイトルとキーワードを正しく設定することで「検索結果に表示されやすい=購入者に目につく確率があがる=購入」が期待されます。
そこで、なんとなーくストックフォトの写真につけていたタイトルとキーワードですが、アドビストックのガイドを参考にしながら上記の販売中の写真のキーワードの設定をしてみようと思います。
●アドビストックのガイドによる効果的なタイトルとキーワードのつけ方を熟読後考察した結果
- タイトルはキーワード検索対象外
- 自動キーワードツールはあくまで補助
- 最初の上位10個が検索で有利に働く
- 言語は入力言語で統一
- 用語の分類を大小含める
- 物撮りは配置を含める
- 複数の単語の組み合わせで成る言葉は単語単位でも入力
Adobe Stock(アドビストック)では、コントリビューター向けに写真の販売に効果的なタイトルとキーワードのつけ方をいくつかのページで公開しています。
情報が古かったり、英語で読めなかったりするのですが、それを参考にしながらどういったタイトルやキーワードが適切なのかを参考にし、考察してみました。
参照ページ一覧
●タイトルはキーワード検索の対象外
アドビストックで設定されたタイトルはGoogle(グーグル)などの検索エンジンの検索結果には表示されません。
口に出したときに自然に聞こえる簡単なタイトルを70 文字以内で入力するのが進められています。
タイトルは、アドビストック内で検索すると検索結果で表示されますが、タイトルに含まれるキーワードで検索結果に表示させるためにはタイトルのキーワードを入力しておく必要があります。
タイトルは画像がどういった画像なのかを検索エンジンに認識させるために必要で、アドビストック内で写真を購入する人イメージ検索をする時に使用されるそうです。
私がこの写真で決めたタイトルは「木のコンピューターと5つ星のウッドキューブを指さし評価。デザインや装飾用のコピースペース」にしてみようと思います。
●自動キーワードツールはあくまで補助
アドビストックでは、AIが画像を認識し、自動でキーワードが作成されるようになっています。
画像を認識したAIが最大25個のキーワードを作ってくれますが、これは補助的な役割なため、自動でキーワードが作成されるわけではありません。
キーワードを設定するときに思いもしなかったワードを表示してくれることはありますが、具体的なキーワードは自分で作成する必要があります。
私の場合、木で形を作るような画像が多いため、上記のパソコンを形作ったものなどはパソコンとは表示されず・・・。(あたりまえですが。)
アドビストックのAIは学習機能を持っていますが完璧ではないため、アップロードされた画像のキーワードを入力・修正することによって機能がアップするそうです。
それにあまり自動キーワードツールに頼りすぎるとコンテンツが似たような構成でつくられるため、多様はしない方が良いとか。
あくまで補助的な役割として使った方が良さそうです。
この画像で有効になりそうな自動で作られたキーワードは木, 木製の, テーブル, デザイン, ビンテージぐらいでした。
●最初の上位10個が検索に有利に働く
アドビストックで採用されているキーワード検索はキーワード順に検索結果が表示されるようになっています
なのでキーワードの順序がとても大切で、上位10個目までのキーワードの組み合わせ次第で検索結果でトップに表示される順番が変わってきます。
最大 49 個まで入力することができますが、有効なのは15~35 個程度で、あまりむやみにキーワードをつけすぎると、検索結果がバラバラに表示されやすくなるので結果しだいでは上位表示が狙えなくなるっということです。
●言語は入力言語で統一
アドビストックで入力された言語は、検索エンジンによってそれぞれの言語に翻訳されます。
英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポーランド語、ポルトガル語、日本語、韓国語
パソコンは日本語ですが、PCで検索する人もいると思います。
しかし、パソコンをキーワードで入力しても、パソコンではなくキーワードでは「コンピューター」っというキーワードに変換されていました。
その国によって呼び名が違うのでキーワードの変換が難しい所ですが、アドビストックの検索でどれを入力しても「コンピューター」で表示されるのでコンピューターで行こうと思います。
●用語の分類を大小に共に含める
「コンピューター」の分類は機械ですが、パソコンは装飾的役割なのでパソコンを使うイメージとして「インターネット」で設定してみようと思います
●物撮りは配置を含める
物撮りの場合は配置もキーワードに含めます。
この写真だと、「アーチ」の星。
パソコンは左にある情報はどうでも良いので、配置は「アーチ」のみにしておこうと思います。
他にも例としては「列」、「ランダム」、「積み重ね」、「円」などが当てはまるそうです。
●複数の単語の組み合わせで成る言葉は単語単位でも入力
ノートパソコンなら「ノート」、「コンピューター」「ノートパソコン」などが有効だと思われます。
しかし、私の場合、キーボードしか映っていないので、イメージはありますがノートパソコンで検索してこの画像が出てきても困るのでキーワードに含めるのはやめた方が良さそうです。
●アドビストックのキーワード選定のコツ一覧
キーワード設定区分 | 概要 | 考えたキーワード |
---|---|---|
名詞 | 単数形のみ。言葉の大小の区分を含める | 木 木製の 木目 テーブル 床 星 キーボード |
動詞(行為) | 含められる動詞は 1 形態のみです。 動作を表すには終わった形で登録します。(例:走る、跳ぶ、歌う、笑う) | 指さし |
フレーズ | 2 語以上のフレーズは 1 つのフレーズとして入力するか、単語を区切って入力します(例:北極ギツネ、北極、キツネ)。 | ウッド ウッドキューブ キューブ |
ストーリー (モチーフ) | 基本的な要素を記述したうえで、感情、雰囲気、トレンドなどを示す印象を受けるキーワードを追加(例:孤独、子ども時代、節目、保護)。 | ビンテージ デザイン インターネット ビジネス 装飾 |
単語 | 日常的に使用しないフレーズで 辞書に掲載されている単語。 | コンピューター 5 |
人物が含まれない | 画像に人物が含まれない場合は、「人物表示なし」や「人物なし」といったキーワードを含めます。 | 人物なし |
人物 | キーワードに人物の名前を含めないでください。 | |
設定の描写 | 場面設定を明確にするにあたり、屋内、屋外、昼、夜、晴れ、曇り、室内、室外などのキーワードを使用します。 | 屋内 |
視点 | 視点:写真の撮影視点を含めます(例:高角度、真上)。 | 真上 平面 |
配置 | 撮影したものの配置 | アーチ 積み重ね |
補足 | 人種、年齢、場所などの情報や画像の使用用途 | コピースペース |
タイトルのキーワード | 検索結果にヒットしやすいよう、上位 10 キーワードのタイトルから重要なワードをすべて含めてください | 木のコンピューターと5つ星のウッドキューブを指さし評価。デザインや装飾用のコピースペース |
考えられるキーワードは「コンピューター, 星, 5, 評価, 指さし, コピースペース, デザイン, 装飾, ウッドキューブ, ウッド, キューブ, 木, 木製の, テーブル, 床, キーボード, インターネット, ビンテージ, ビジネス, 人物なし, 屋内, 真上, 平面, アーチ, 積み重ね, 木目」の合計26個のキーワードです。
後は、タイトルに含まれるキーワードや重要度別に並び変える必要があります。
●最後は購入者目線で選定するのが売れる写真への近道!?
私はブログを書いているのでタイトルは検索されやすいようなタイトルにするっという意識がもともとあったのですが、キーワードはやみくもに付けていました。
ストックフォトで考えなしにやみくもに付けていたキーワードですが、キーワードのつけ方を見直してみると気付くことが多かったです。
他にも画像の情報とてレーザー彫刻で彫刻したものだとかキーワードに含めたい希望があるのですが、あくまでコピースペースとしての画像なのでそれは求められていないかな?っと思います。
とくにストックフォトサイト内で検索してみると上位に表示されているキーワードは参考になりました。
販売中の写真のキーワードのつけ直しは並び替えや追加しかできないので大部分のキーワードをつけ直す場合、作業が手間でした。
お気を付けください。