ストックフォトでは「適正な露出」でないと写真が審査に通りません。
しかし、写真から受ける印象は人それぞれ様々で、感性頼っていては「適正な露出」があいまいです。
そんな時はヒストグラムを見ながら設定するとデータ的に「適正な露出」が分かるらしいのです。
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●ストックフォトで言う露出とは
ストックフォトでは光が多すぎる(露出オーバー)な写真。
不十分(露出アンダー)な写真は「明るさの問題」として嫌われます。(写真の審査に通らない)
そういった写真は審査を通過できず却下されますが、ストックフォトで写真を販売するにはこの露出を適正な露出に仕上げなければなりません。
でも!
写真から受ける光の加減はその人それぞれ違うので感性次第っというところがあり、自分の感性に頼っていては良かれと思って設定した露出は他の人に受けるとはかぎりません。
なのでデータ的に「適正な露出」を見極めるために写真の編集ではヒストグラムを活用すると適切な露出の設定に役立ちます。
●ヒストグラムから見る「適正な露出」
ヒストグラムとはその写真の1つのピクセルが持っている色情報を可視化したブラフの事です。
「適正な露出」を出すためにはこのグラフが右から左まで触れていて、中央に向かって山なりになっていると、理想的なヒストグラムとなります。
●露出オーバー・アンダーはクリッピングが発生
ヒストグラムでは、1つのピクセルの最大値と最小値を超えてしまった場合、露出オーバー(赤色)、露出アンダー(露出不十分)としてクリップ(色で表示)されます。
この色が表示された範囲はピクセルに色がない状態となるので画像としてので意図的な演出でなければこのクリッピングを利用してハイライトやシャドウなどの明暗を確認するのに便利です。
クリップの色 | |
---|---|
赤 | ハイライトが高すぎる |
青 | シャドウが低すぎる |
●露出オーバー
写真が明るすぎるとこのように赤くクリップされます。
●露出アンダー
写真が暗い箇所があると青色で表示されます。
このシャドウは霞の除去などを行うと発生しやすいです。
霞の除去はコントラストが効いた写真になりますが、やりすぎるので私はあまり使用していません。
●ヒストグラムを頼りに適切な露出を設定してみた画像
最終的な仕上がり
最終的に感じに仕上げてみました。
しかし、この写真ヒストグラムでは中心に山がドンっとあって、グラフの両端まで色を使っていない画像でコントラストがあまり効いていないぼんやりとした写真と判断されやすいです。
Camera RAWではこれが限界だと思うので、ヒストグラムの端から端までピクセルを置くためにフォトショップの「レベル補正」っという機能を使って仕上げてみると良い感じになりました。
●Camera RAWでディティールを決めた後、「レベル補正」でコントラストが効いた写真へ
レベル補正を使うと見事にCamera RAWで設定した明るさが崩れるので明暗をいじったり、部分的に明るくしたり暗くしたりして仕上げてみました。
素人でもこれぐらいの写真がつくれるのでやっぱり画像加工の世界はごいですね。
●ヒストグラムの形は「理想」に過ぎないので参考程度にすべし
ヒストグラムはきれいな山のような形が理想ですが、写真によっては山になっていなくてきれいな写真はたくさんあります。
ヒストグラムは理想であって「適正な露出」を出すための目安であって参考になります。
このヒストグラムを参考に全体のディティールを決めるのはCamera RAW。
その後、足りない部分を加工するのがPhotoshop(フォトショップ)っという役割で素人でもこれぐらいまで写真を編集・加工することができました。
写真の加工はこれと言って決まりがなく、ストックフォトのコントリビューターの好み次第ですが、「適正な露出」はこれで探れるのではないかと思います。